令和6年8月9日より、厚生労働省は「孤独・孤立対策のための自殺防止対策事業」の2次公募を開始しました。この事業は、社会的孤立や自殺リスクが高まる中で、自殺防止に取り組む民間団体を支援することを目的としています。
事業の目的
本事業の主な目的は、民間団体が行う自殺防止活動を財政的に支援することです。特に、新型コロナウイルス感染症の影響による経済的・社会的孤立が、依然として多くの人々の自殺リスクを高めている状況を鑑み、大規模かつ全国的な相談活動を行う団体を支援することが喫緊の課題とされています。
事業の対象団体
補助金の対象となるのは、以下の要件を満たす民間団体です:
- 自殺防止対策を行っていること。
- 法人格を持ち、1年以上の活動実績があること。公益法人や社会福祉法人、NPO法人などが該当します。
- 複数の都道府県にまたがる活動を行っている、または複数の都道府県の住民を対象に活動していること。
- 大規模かつ全国的な電話またはSNS相談体制を整備し、現在も相談を実施していること。
- 厚生労働省からの補助金交付停止などを受けていないこと。
助成対象となる事業
助成対象となるのは、公募要綱に記載されている条件を満たす事業です。具体的な公募課題一覧や応募様式などの詳細は、厚生労働省の公式ウェブサイトから確認できます。
公募スケジュールと応募方法
応募書類は、令和6年9月5日(木)12時までに厚生労働省の自殺対策推進室に提出する必要があります。書類の提出は電子媒体で行い、計算ミスなどがないよう、事前に十分な確認が求められます。
お問い合わせ先
公募に関するお問い合わせは、以下の連絡先までご連絡ください:
- 住所:〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
- 担当部署:厚生労働省 社会・援護局 総務課 自殺対策推進室 地域支援係
- 電話番号:03-5253-1111(内線2838、2279)
本事業は、自殺防止に向けた重要な取り組みです。関係する団体は、この機会にぜひご応募ください。